MathTriangleの雑記帳

主に数学について書いていくブログです。数学の他にパズル、謎解き、音楽にも興味があります。

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 線分の長さの比 p.426 (121)

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中学数学/学研教育出版・牧野正博著 線分の長さの比 p.426

(121)
f:id:MathTriangle:20170527100808j:image

[解]
点Aを通り、線分EFに平行な直線と半直線CBとの交点をGとおく。
するとPE//AGなので、三角形の線分の比の定理より
AP:PC=GE:EC
=(GB+BE):EC
となり、仮定よりBE=3ECなので、
AP:PC=(GB+3EC):EC・・・[1]
となる。一方仮定より四角形ABCDは長方形なので、
∠ABG=∠FCE(=90°)・・・[2]
AB=DC・・・[3]
となり、AG//FEなので、平行線の性質より
∠AGB=∠FEC(同位角)・・・[4]
となる。よって△AGBと△FECにおいて、[2]、[4]が成り立ち、
2組の角が相等しいので、三角形の相似条件より△AGB∽△FECであり、
相似な図形の対応する辺の比はすべて等しいので、
EC:GB=FC:AB・・・[5]
となる。よって仮定よりDF=FCなので、[3]より
AB=DC=2FC
となり、[5]より
EC:GB=FC:2FC=1:2
GB=2EC
となるから[1]より
AP:PC=(2EC+3EC):EC
=5EC:EC
=5:1
となる。
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中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形と線分の比の定理と線分の長さ p.424 (練習119)

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中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形と線分の比の定理と線分の長さ p.424

(練習119)
f:id:MathTriangle:20170527101014j:image

[解]
(1)
DE//BCなので、
AD:AB=DE:BC
4:(4+x)=8:12=2:3
2(4+x)=4・3
4+x=2・3
x=6ー4
=2(cm)
また、
AD:DB=AE:EC
4:2=y:3
2:1=y:3
y=6(cm)

(2)
DE//BCなので、
AD:AB=AE:AC
12:18=AE:AC
AE:AC=2:3・・・[1]
またFE//DCより
AF:AD=AE:AC
AF:12=AE:AC・・・[2]
よって[1]、[2]より
AF:12=2:3
3・AF=12・2
AF=4・2
=8(cm)
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中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形と線分の比の定理と線分の長さ p.424 (119)

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中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形と線分の比の定理と線分の長さ p.424

(119)
f:id:MathTriangle:20170527101137j:image

[解]
(1)
DE//BCなので、
AD:AB=DE:BC
6:(6+3)=x:12
6:9=x:12
9x=6・12
x=8(cm)

(2)
DE//BCなので、
AD:AB=AE:AC
6:16=9:(9+x)
6(9+x)=16・9
9+x=8・3
x=24ー9
=15(cm)
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新体系・中学数学の教科書(下)(芳沢先生の教科書) p.92 (定理4)

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新体系・中学数学の教科書(下)(芳沢先生の教科書) p.92

(定理4)
f:id:MathTriangle:20170527101312j:image

[証]
仮定よりAD:AB=AE:ACなので、定理5より
AD:DB=AE:EC・・・[1]
となるので、点Dを通って線分BCと平行な直線を引くと、この直線は3点A、B、Cのいずれも通らず、線分ABと交わり、線分BCと交わらないので、幾何のおもしろさの公理2より線分ACと交わる。よってこの交点をFとおくと、DF//BCなので、定理3より
AD:AB=AF:ACとなり、再び定理5より
AD:DB=AF:FC・・・[2]
となるので、[1]、[2]より
AE:EC=AF:FC
となる。よって2点E、Fはともに線分AC上の点なので、E=Fとなり、
DF//BCよりDE//BCとなる。■
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幾何のおもしろさ p.5 (公理2)

芳沢先生の教科書 p.92の定理4の証明の為に、幾何のおもしろさに記載されている公理2を定める。

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幾何のおもしろさ p.5

(公理2)
直線lが3点A、B、Cのいずれも通らないとき、lは3つの線分AB、AC、BC
のいずれとも交わらないか、またはそのうち2つと交わって他の1つと交わらない。

f:id:MathTriangle:20170527103307j:image
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新体系・中学数学の教科書(下)(芳沢先生の教科書) p.91 (定理3+)

下記は定理3を拡張したもので、DE//BCのとき、
AD:AB=AE:AC
だけではなく、
AD:AB=AE:AC=DE:BC
も言えることを示したものである。
(但し証明に定理3、5を使っているので、事前にこれらを証明しておかなければならない。)
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新体系・中学数学の教科書(下)(芳沢先生の教科書) p.91

(定理3+)
f:id:MathTriangle:20170527101830j:image

[証]
仮定よりDE//BCなので、定理3より
AD:AB=AE:AC・・・[1]
となるので、点Eを通って辺ABに平行な直線と辺BCとの交点をFとおくと、
EF//ABとなるので、再び定理3よりEC:AC=FC:BCとなる。
よって定理5よりAC:AE=BC:BFとなり、DE//BC、EF//ABより
四角形DBFEは平行四辺形であり、対辺が等しいので、DE=BFとなるから、
AC:AE=BC:DEとなる。よって
AC/AE=BC/DE(∵AE≠0、DE≠0)
AE/AC=DE/BC(∵AC≠0、BC≠0)
AE:AC=DE:BC
となるので、[1]より
AD:AB=AE:AC=DE:BC
となる。■
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