MathTriangleの雑記帳

主に数学について書いていくブログです。数学の他にパズル、謎解き、音楽にも興味があります。

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 接線と弦の作る角の定理の証明 p.405 (104)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中学数学/学研教育出版・牧野正博著 接線と弦の作る角の定理の証明 p.405

(104)
f:id:MathTriangle:20170527103614j:image

[証]
円Oの直径ADを引き、2点C、Dを結ぶ。
すると直線ATは点Aにおける接線なので∠DAT=90°・・・[1]
∠DCAは半円の弧に対する円周角なので∠DCA=90°・・・[2]
更に弧DBに対する円周角より∠DAB=∠DCB・・・[3]
となる。よって[1]〜[3]より
∠BAT=∠DATー∠DAB
=90°ー∠DCB
=∠DCAー∠DCB
=∠BCA
となる。■

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 円と相似 p.420 (練習115)

下記の証明は、仮定のAC=ADを用いていないことに注意。
(つまりこれがなくても△ACD∽△AEFが成り立つということ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中学数学/学研教育出版・牧野正博著 円と相似 p.420

(練習115)
f:id:MathTriangle:20170527103730j:image

[証]
2点A、Bを結ぶ。すると、
弧ABに対する円周角より∠ACB=∠ADB・・・[1]
弧DBに対する円周角より∠BCD=∠BAD・・・[2]
弧AFに対する円周角より∠ABF=∠AEF・・・[3]
となり、△ADBの内角と外角の関係より∠ADB+∠BAD=∠ABF・・・[4]
となるので、[1]〜[4]より
∠ACD=∠ACB+∠BCD=∠AEF・・・[5]
となる。また弧CDに対する円周角より
∠CAD=∠CBD・・・[6]
弧EFに対する円周角より∠EBF=∠EAF・・・[7]
となり、∠CBDと∠EBFは対頂角の関係にあって、
∠CBD=∠EBF・・・[8]
となるので、[6]〜[8]より
∠CAD=∠EAF・・・[9]
となる。よって△ACDと△AEFにおいて、[5]、[9]が成り立ち、
2組の角が相等しいので、三角形の相似条件より△ACD∽△AEFである。■

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 円と相似 p.420 (115)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中学数学/学研教育出版・牧野正博著 円と相似 p.420

(115)
f:id:MathTriangle:20170527103948j:image

[解]
(1)
∠ACDと∠ABD、∠BCAと∠ADPはそれぞれ弧AD、ABに対する
円周角なので円周角の定理より
∠ACD=∠ABD
∠BCA=∠ADP
となり、仮定より∠ABD=∠BCAなので、
∠ACD=∠ADP・・・[1]
となる。よって、
∠CAD=∠DAP(共通)・・・[2]
であり、△ACDと△ADPにおいて[1]、[2]が成り立ち、
2組の角が相等しいので、三角形の相似条件より△ACD∽△ADPである。■

(2)
仮定よりAP=6(cm)、PC=7(cm)なので、
AC=AP+PC=6+7=13(cm)
となり、(1)より△ACD∽△ADPであって、
相似な図形の対応する辺の比はすべて等しいので、
AC:AD=AD:AP
となる。よって比例式の外項の積と内項の積は等しいので、
(AD)^2=AC・AP
=13×6
=78
となり、AD>0なので、
AD=√78(cm)となる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形の相似条件を利用した証明(3) p.419 (練習114)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形の相似条件を利用した証明(3) p.419

(練習114)
f:id:MathTriangle:20170527104102j:image

[解]
(1)
∠BAC=∠DAB(共通)・・・[1]
であり、仮定より
∠ABC=2∠BCA、∠DBA=∠DBC
なので、
(∠DBA+∠DBC)=2∠BCA
2∠DBA=2∠BCA
∠BCA=∠DBA・・・[2]
となる。よって△ABCと△ADBにおいて、[1]、[2]が成り立ち、
2組の角が相等しいので、三角形の相似条件より
△ABC∽△ADBである。■

(2)
(1)より△ABC∽△ADBなので、
AC:AB=BC:BD・・・[1]
AC:AB=AB:AD・・・[2]
∠DCB=∠ABD・・・[3]
となり、AB=6(cm)、AC=8(cm)なので、[2]より
AD・AC=AB・AB
AD=(AB・AB)/AC
=(6×6)/8=9/2=4.5
となる。よってDC=ACーAD=8ー4.5=3.5(cm)
となり、一方仮定より
∠ABD=∠DBC
なので、[3]より
∠DCB=∠DBC
となって、△DBCはBD=DC=3.5の二等辺三角形であるから[1]より
BC・AB=AC・BD
BC=(AC・BD)/AB
=(8×3.5)/6=14/3(cm)
となる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形の相似条件を利用した証明(2) p.418 (練習113)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形の相似条件を利用した証明(2) p.418
(練習113)
f:id:MathTriangle:20170527104218j:image
[解]
(1)
仮定より△ABD∽△ACEであり、
相似な図形の対応する辺の比はすべて等しいので、
AB:AC=AD:AE
となるから、答えは「AE」である。
(2)
仮定より△ABD∽△ACEであり、
相似な図形の対応する辺の比はすべて等しく、対応する角の大きさは相等しいので、
∠BAD=∠CAE・・・[1]
AB:AC=AD:AE・・・[2]
となるから、[1]より
∠BAC=∠BAD+∠DAC=∠CAE+∠DAC=∠DAE・・・[3]
となり、比例式の外項の積と内項の積は等しいので、[2]より
AB・AE=AC・AD
AB・AE=AD・AC
AB:AD=AC:AE・・・[4]
となる。よって、△ABCと△ADEにおいて、[3]、[4]が成り立ち、
2組の辺の比とその間の角が相等しいので、三角形の相似条件より、
△ABC∽△ADEである。■
(3)
(2)より△ABC∽△ADEであり、相似な図形の対応する角の大きさは等しいので、∠ABD=∠ADEである。
よって△ABDの内角と外角の関係より
∠EDC=∠BAD+∠ABDー∠ADE=∠BAD=30°
となる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形の相似条件を利用した証明(2) p.418 (113)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形の相似条件を利用した証明(2) p.418

(113)

f:id:MathTriangle:20170527104322j:image

[証]

仮定より
△ABCは、AB=BC=AC=6(cm)の正三角形・・・[1]
△ADEは、AE=DE=AD=4(cm)の正三角形・・・[2]
であるから、これを基に△ACD∽△BFEが示せれば、相似な図形の性質より
∠ACD=∠BFE
が言える。その為には、
AC:BF=AD:BE・・・[※1]
∠CAD=∠FBE・・・[※2]
を示し、三角形の相似条件「2組の辺の比とその間の角が相等しい」が成り立つことを示せばよい。
実際[※1]については[1]、[2]より
BE=ABーAE=6ー4=2(cm)なので、
AC:BF=6:3=2:1
AD:BE=4:2=2:1
となり、[※1]が成り立つ。また[※2]については、[1]、[2]より
∠ABC=∠BAC=∠DAE=60°
であるから、
∠CAD=∠BAC+∠DAE=60°+60°=120°
∠FBE=∠FBCー∠ABC=180°ー60°=120°
となり、[※2]が成り立つ。よって∠ACD=∠BFEである。■

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形の相似条件を利用した証明(1) p.417 (練習112)

中学数学が苦手だったので、かなり前から中学数学を勉強し直しているが、

まだわからない事が多い(特に相似)。

参考書は、「中学数学/学研教育出版・牧野正博著」や芳沢先生の教科書を利用している。

以降備忘録として、自分の証明や解答を書いていきたいと思うが、

問題文や説明図を書かない事もあるので、

興味がある方は、上記の本を参照されたい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 三角形の相似条件を利用した証明(1) p.417

(練習112)

f:id:MathTriangle:20170527104450j:image

[証]

△ABCと△DAEにおいて、

仮定よりDA=AC=12なので、

AB:DA=18:12=3:2・・・(1)

BC:AE=15:10=3:2・・・(2)

AC:DE=12:8=3:2・・・(3)

となり、3組の辺の比が相等しいので、三角形の相似条件より△ABC∽△DAE

よって相似な図形の対応する角の大きさは相等しいので、∠ABC=∠DAE

となり、錯覚が等しいので、平行線の性質よりEA//BCである。■

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー