MathTriangleの雑記帳

主に数学について書いていくブログです。数学の他にパズル、謎解き、音楽にも興味があります。

中学数学/学研教育出版・牧野正博著 中点連結定理を利用した証明 p.429 (124)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中学数学/学研教育出版・牧野正博著 中点連結定理を利用した証明 p.429

(124)

f:id:MathTriangle:20170527114750j:image

[証]
2点AとC、2点BとDを結ぶ。
すると仮定より2点S、Rはそれぞれ△DACにおいて辺DA、DCの中点なので、中点連結定理より
SR//AC・・・[1]
となり、同様にして仮定より2点P、Qがそれぞれ△BCAの辺BA、BCの中点、
2点P、Sがそれぞれ△ABDの辺AB、ADの中点、
2点R、Qがそれぞれ△CDBの辺CD、BCの中点なので、再び中点連結定理より
PQ//AC・・・[2]
PS//BD・・・[3]
QR//BD・・・[4]
となる。よって[1]、[2]よりPQ//SR、[3]、[4]よりPS//QRとなるので、
平行四辺形の定義より四角形PQRSは平行四辺形である。■

 

[別証](参考書のやり方)
2点BとDを結ぶ。
すると△ABDにおいて、仮定より2点P、Sはそれぞれ辺AB、ADの中点なので、中点連結定理より
PS//BD・・・[1]
PS=(1/2)BD・・・[2]
となり、同様に△CBDにおいて、2点Q、Rはそれぞれ辺BC、DCの中点なので、再び中点連結定理より
QR//BD・・・[3]
QR=(1/2)BD・・・[4]
となる。よって[1]、[3]よりPS//QR、[2]、[4]よりPS=QR
となって、四角形PQRSにおいて、1組の対辺が平行で、その長さが等しいので、
平行四辺形の性質より四角形PQRSは平行四辺形である。■
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー